「2021年本屋大賞」は町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』/他の順位は?

「2021年本屋大賞」は町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』/他の順位は?

「2021年本屋大賞」の大賞は町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』に、が4月14日(水)発表されました。

「本屋大賞」とは全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める賞で、今回で18回目となります。

『52ヘルツのクジラたち』はどんな作品?その他の順位はどうだったのでしょうか。

「2021年本屋大賞」は町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』

「2021年本屋大賞」の大賞は町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)!

あらすじ

52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。そのため、世界で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。

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タイトルは作中でも説明があります…

このクジラの声はね、誰にも届かないんだよ(中略)。クジラもいろいろな種類がいるけど、どれもだいたい10から39ヘルツっていう高さで歌うんだって。でもこのクジラの歌声は52ヘルツ。あまりに高音だから、他のクジラたちには、この声は聞こえないんだ。

52ヘルツのクジラたち

家族から虐げられてきた主人公の女性が、家族のもとを離れて移り住んだ大分県の海辺の田舎町で母親から虐待を受けている少年「ムシ」と出会い、成長していく物語。

主人公は家族の介護を押しつけられ、恋人からの暴力にも苦しみます。誰にも届かないクジラの声のような…弱い立場にある人の声を救いとっていることで高評価。

「王様のブランチ」(TBS)でも取り上げられた作品です。レポーターだった齋藤明里さんも激押し!↓

「2021年本屋大賞」他の順位は?

  • 2位『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社)
  • 3位『犬がいた季節』(伊吹有喜/双葉社)
  • 4位『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎/集英社)
  • 5位『自転しながら公転する』(山本文緒/新潮社)
  • 6位『八月の銀の雪』(伊与原新/新潮社)
  • 7位『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう/中央公論新社)
  • 8位『オルタネート』(加藤シゲアキ/新潮社)
  • 9位『推し、燃ゆ』(宇佐見りん/河出書房新社)
  • 10位『この本を盗む者は』(深緑野分/KADOKAWA)

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