「サッカー日本代表」名波・前田がコーチになりどう変わる?
「サッカー日本代表」名波・前田がコーチになりどう変わる?
日本サッカー協会は、日本代表(フル代表)の新しいコーチとして新たに名波浩氏、前田遼一氏の就任を発表しました。
反町康治技術委員長は「森保監督の意向を最優先した」としましたが、2人の加入で、日本代表はどう変化していくのでしょうか。予想してみました。
まず、名波浩(ななみ・ひろし)さんはJリーグの磐田やセリエA・ベネチアなどでプレー。引退後は2014年から磐田、2019年から松本山雅で監督を務めています。どちらも監督としてタイトル獲得はならず、その点はファンから能力を疑問視はされています。
ただ、名波さんは日本代表で国際Aマッチ69試合9得点。1998年のフランスW杯にも出場した、元日本代表10番。左足からのフリーキックや、スルーパスでファンを魅了しました。
日本代表コーチとして期待されるのは、攻撃面、崩し方・組み立て、セットプレーの得点力アップでしょう。あと、人間的魅力もあるようです。中村俊輔さんをマリノスからジュビロ磐田へ引き抜いたように、慕われる存在になれそう。
森保監督はチーム一体となって、全員で勝利を!という雰囲気づくりが上手い方。あと、柔軟に選手の意見も聞きながら最終予選途中で4-3-3にしたり、ワールドカップ本番で3-4-3(5-4-1)を割り切って取り入れたり…決断力があります。このやり方が、最終予選突破やカタールワールドカップで功を奏しました。
男気ある名波さんなら、森保監督を支えようとしてくれそうです。
もう一人の新コーチは前田遼一(まえだ・りょういち)さん。こちらも選手時代は磐田で活躍した方なんですね。2009年にリーグ得点王。2010年にはリーグ得点王とMVPに輝いています。J1通算で154得点。日本代表としては33試合に出場し、10得点をマーク。2020年の現役引退後はジュビロ磐田U-18でコーチ、監督を務めています。
前田氏は、吉田麻也ら現役の日本代表クラスとも一緒にプレイしたことがあり、大抜擢です。本来なら海外で経験したりワールドカップで活躍した元日本代表クラスをコーチにしたいところでしょうが、ドイツで活躍した高原は沖縄で選手兼任監督をしてますし、J1最多得点の大久保などはタレント業に進出中。フォワードとして高い実績のある人では、選べる中で、最高の人かも…。
前田氏はまだコーチ業を歩みだしばかりで未知数。どんな効果や変化があるかもわかりません。いい選手がいいコーチになれるかは別問題ですし。けれど、森保監督が選手として実績ある人材を登用したいという意気込みは見てとれます。
やってみなければわからないし、ファンとしては応援していきたいですね。
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