「映画秘宝」トレンド入り!編集長の恫喝DM、双葉社に責任はない?
映画秘宝が昨日からTwitterトレンド入りしています。何があったのでしょうか。
調べてみると…あの人気タレントのタピオカ店恫喝よりも驚きの恫喝?
「公式Twitter」「ダイレクトメッセージ(DM)」がキーワード?
そして出版社の双葉社は編集部に責任があるといいます。出版社に責任はないの?と、謝罪文では、おさまらないようで・・・。
「映画秘宝」トレンド入り!編集長の恫喝DM問題で謝罪へ
「映画秘宝」が昨日の25日からTwitterトレンド入りしています。
25日、コラムニストの深爪さんがこんなツイートを↓
今まで山ほど激ヤバメッセージを貰ってきたけど、リプという形の「公共の場」だったから道端に転がってる犬のクソ程度の認識でスルーできたけど、あれがDMだったら郵便受けに猫の死体をブチ込まれたような気持ちになっただろうし、絶対DMは開放しねえと決意を新たにした。
— 深爪 (@fukazume_taro) January 25, 2021
ダイレクトメッセージは「郵便受けに猫の死体」と例えています。
分かりやすいですね。
翌1月26日になって、月刊映画雑誌「映画秘宝」(双葉社)は、会社をあげての謝罪コメントを出しました。
編集長・岩田和明氏が1月17日に雑誌の公式ツイッターから一般の個人に悪質なダイレクトメッセージを送った件を、謝罪。
今後、協議を行い、断固たる処分を下すとコメント。
ことの経緯は?
2021年1月5日:岩田編集長がTBSラジオ「アフター6ジャンクション」韓国映画特集回に出演。
→一般ユーザーが「映画秘宝にあまりいいイメージがない」という意味のツイートをあげる。
2021年1月17:岩田編集長が本人の説明曰く「過労の中で一方的に頭に血がのぼってしまい、憤りを感じてしまった」ため、これも本人談ですが「衝動的に攻撃的な内容のダイレクトメッセージ」を送ったとのこと。
衝動的に攻撃的な内容のダイレクトメッセージとは
衝撃的な内容のダイレクトメッセージとは・・・
被害者がDMの内容を先に公開していて、あとから公式Twitterも公開していて…それがこちら↓
【お詫び】
— 映画秘宝 (@eigahiho) January 25, 2021
この度は、大変お騒がせしてしまい、誠に申し訳ございません。
添付のあるまじき悪質なDMを、本誌公式ツイッターアカウントより、いち個人の方へ送付した件につきまして、心よりお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/1XbEbWdTW7
アーカイブとしても残っているようです。
<blockquote class=”twitter-tweet”><p lang=”ja” dir=”ltr”>映画秘宝からDMきてて、このアカウントからフォローされてて、まじで誹謗中傷して、死にたい気持ちにさせてしまって申し訳ありませんでしたって言わせたいために送ってきたの???… <br> <a href=”https://t.co/9SY4LdxoIv”>https://t.co/9SY4LdxoIv</a><br><br>早いな。もうアーカイブ済みか</p>— nozomiぞみぞみ結城望🛡 ❁ (@YukiNozomi) <a href=”https://twitter.com/YukiNozomi/status/1353590324786946049?ref_src=twsrc%5Etfw”>January 25, 2021</a></blockquote> <script async src=”https://platform.twitter.com/widgets.js” charset=”utf-8″></script>
「映画秘宝」の謝罪文(全文)
「『映画秘宝』編集長・岩田によるダイレクトメッセージによる恫喝に関するご説明」
この度は小誌「映画秘宝」編集長であり、合同会社オフィス秘宝代表・岩田和明による「映画秘宝公式Twitter」を用いたダイレクトメッセージによる恫喝的発言に関しまして、雑誌「映画秘宝」の制作会社・合同会社オフィス秘宝の出資者であり、相談役である町山智浩氏と柳下毅一郎と、実制作業務を行う編集部一同により、謝罪とご報告をさせていただきます。
まず岩田に聞き取りをしたことを基に、被害者の方にダイレクトメッセージを送付した経緯をご説明いたします。
岩田は「仕事などで疲労とストレスがたまっていた際に、小誌編集部に対する意見を書かれているツイートを拝見し、その内容によって頭に血がのぼり、衝動的に攻撃的な内容のダイレクトメッセージを送った」と述べています。
しかし、本誌編集部としては、雑誌という公共性を持ったメディアが個人に対して攻撃を加える行為を、断じて許せない行為だと考えます。被害者の方に深く謝罪を申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
さらに看過することができないのは、岩田が被害を与えた方に直接電話で連絡を持ったことです。それは、小誌・編集部が岩田からの謝罪文の送付を待っていたタイミングで、預かり知ることができませんでした。謝罪のためとはいえ、被害者にとって暴力的な行為であり、それを未然に防ぐことのできなかった責任は編集部にあると考えております。
「映画秘宝」は映画から、差別や暴力の恐ろしさを学び、その上で弱者に寄り添うことを編集上のポリシーとして雑誌の制作を続けてきておりました。今回の岩田の行為は、本誌の心情と真っ向から対立する、許しようのない行為です。
本誌編集部としては、後日の協議にて、岩田に対して断固たる処分を下します。追って処分内容を、ご報告させていただきます。
最後に改めて、被害に遭った方に対して、深く謝罪を申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
今後、被害者の方に誠意ある対応を勤め、信頼回復を目指します。
なお、この件に関しては発行元である株式会社双葉社は一切関与しておりません。
ネットの声
著名人の乙武洋匡さんも苦言↓
車掌が撮り鉄に中指立てたり、『映画秘宝』の中の人がトンデモDMを個人に送りつけたり、みんなストレス溜まってるんだなあ……。
— 乙武 洋匡@小説『ヒゲとナプキン』発売中 (@h_ototake) January 26, 2021
そのストレス、他者にぶつけずに解消できる手立てを見つけないとね。 pic.twitter.com/FMxD7KdoPD
「カメラを止めるな!」の映画監督・上田慎一郎さんもコメント↓
映画秘宝、僕は何度も自作を紹介してもらったり取材を受けている。その前に長年のファンだ。悲しすぎる。痛烈な映画批判もエンタメにしてきた雑誌の編集長が一個人の批判に乱心してしまった事が辛い。やった事は完全にアウトだ。こういう事が明るみに出て、前時代的なノリが淘汰され、価値観がアップデ
— 上田慎一郎 Shinichiro Ueda (@shin0407) January 26, 2021
編集長の恫喝DM、双葉社に責任はない?
「この件に関しては発行元である株式会社双葉社は一切関与しておりません。」と謝罪文にはありました。
しかし、実は、本当に責任がないのか、と炎上が再燃しています。
それはどうやって連絡先を編集部が知ったのかということです。
・映画秘宝の編集長自身が公式アカウントを使って一般人に嫌がらせじみたDM
— 春日太一 (@tkasuga1977) January 25, 2021
・それから何日も放置
・被害者が双葉社に電話したら双葉社は加害者である編集長に電話番号を伝える
・被害者と加害者の直接対話(被害者は望んでいない)
思っていた以上に酷い話で、クラクラしてくる……
映画秘宝の声明文。岩田編集長が被害者に「直接電話」したことが「看過できない」のならば、「なぜ岩田編集長は被害者の連絡先を知り得たか」の経緯を説明する必要はあります。
— 春日太一 (@tkasuga1977) January 26, 2021
双葉社を「一切関与していません」とするなら、なおのこと。
それをしないなら、結局は「看過」していることになるかと。
意見しただけの女性に、映画秘宝公式から「死にたくなった」だの何だのと嫌がらせDMを送り、被害者から問い合わせを受けた双葉社は加害者である編集長に被害者の氏名電話番号を教え、更に編集長が第三者を挟まず被害者に直接電話することを許し、かつて秘宝で書いてたライターは被害者叩き。総じてクズ
— デス・バレリーナ (@Dethtooldo) January 25, 2021
映画秘宝の岩田編集長、別に秘宝アカウントにリプしたわけでもない呟きをわざわざ検索した挙句とんでもない内容のDMを送りつけて、あまりの気持ち悪さにその方が電話番号も本名添えて問い合わせたら双葉社がまさかの加害者本人に電話番号と氏名知らせて電話がかかってくるという近年稀に見るホラー展開
— しお (@yuzca) January 25, 2021
編集部へ電話した被害者の方は、連絡先も教えたそうです。
すると、岩田編集長から直接!電話が来たという流れ。
「岩田が被害を与えた方に直接電話で連絡を持ったこと」は看過できないと謝罪文では書いてありますが・・・
看過できないといっても、個人情報(電話番号)を知らせてしまったことの説明がほしいですね。
知り得る場所に置いていたなら、保管が悪い。
勝手に編集長が電話番号を盗み見て、火消しに走ったとしても、それは保身というか、編集長が火に油を注いでますが・・・編集長への管理責任、教育の責任、がなってなかったと思います。
そもそも任命責任がありますし。出版社ぐるみでない、と言いたいのかと思いますが、ちょっとトカゲのしっぽ切りにも見えるのですが、果たしてみなさんはどう感じているでしょうか。
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