五輪サッカー男子日本代表は金メダルをとれるのか?鍵となる選手は?
サッカーの東京五輪の試合は、開会式より前、7月22日にあります。ホンジュラス戦で3-1で勝利し、残る強化試合はスペイン戦のみ。果たして目標の金メダルは取れるのでしょうか?
五輪サッカー男子日本代表は金メダルをとれるのか?鍵となる選手は?
サッカーの東京五輪代表の目標は、金メダル。
強化試合で優勝候補のアルゼンチン代表に勝利したり、期待が高まっています。
しかしはたして、五輪サッカー男子日本代表は金メダルをとれるのか?
答えはイエス。かなり可能性が高いです。
理由1:自国開催
リオオリンピックでは自国のブラジルが優勝しましたね。日本も続いてほしいです。という願望が、願いが選手にもビシビシ伝わっていることでしょう。さらに自国開催のため、環境の精神的ストレスはないといっていいでしょう。時差もないし、気候も慣れていますし。最大のメリットの大応援が、無観客ではなくなってしまうのは残念ですが、他国はバブル方式でストレスを抱えるだろう中、日本は試合に集中しやすいと思います。(自国開催のプレッシャーもありますが、それを楽しむことのできるメンバーが選ばれていると思います)
理由2:オーバーエイジ枠を過去最高といえるほど有効に使えたため
過去の大会に比べてオーバーエイジ枠が充実しています。ボランチ、右サイドバック、センターバックから一人ずつA代表レギュラーから抜擢!
さらにセンターバックの富安選手はA代表レギュラー。守りのうち4人がA代表ですし、ボランチの相方・田中碧選手、左サイドバックの中山雄太選手もA代表クラスです。
A代表でやってきたメンバーも多い五輪代表の中に、さらに、早くからオーバーエイジが五輪代表に合流したこともあり、連係も問題なしです。守りは期待大ですね。
理由3:海外組が多く経験値が高い
今回の五輪代表は、海外でプレーする選手が多く、いわゆる「海外組」は史上最多の9人。さらに、まだプレーしていないものの独2部デュッセルドルフへの移籍が発表されたMF田中碧(あお)(22)も加えると10人!(川崎の三苫薫も、イングランド・プレミアリーグのブライトンに移籍予定で、予定を入れると一応11人になります。)
そんな中、鍵となるプレーヤ―は誰なのでしょうか?
攻撃では、久保建英選手でしょう。ドリブル・パスで違いを生み出せる世代屈指のプレーヤー。その正確なキックで、コーナーやFKからもゴールのアシストをし、得点源になっています。
ただし今年はスペインのクラブで苦戦しました。途中でチームを変えたのにもかかわらず、(EL優勝できるチームからレベルを落としたにもかかわらず)レギュラーをつかめなかったのです。
それでも能力は天才的。本人はまだ騒がれるほど活躍してない、と自覚しているようですが、期待していいでしょう。
守りのキーでは、遠藤航選手です。ドイツでデュエル勝利数(一対一の勝利数)がドイツ1部のブンデスリーガで1位。かつての日本代表監督が日本の弱みとしてあげたデュエルですが、世界レベルのリーグでトップなのです。
もちろん、パスも磨いています。さらにサッカー解説者によると「ポジショニングもいい」と言われています。身長はそれほどないのですが、ヘディングも強いです。
攻守のキーマンであり、このチームで一番代えが効かない選手といってもいいでしょう。久保選手がスペインのクラブより五輪代表で輝いているのは、守りが安定しているから、といっても過言ではありません。
スペイン代表との強化試合が7月17日にあります。バルセロナやスペインA代表で出場しているバリバリのメンバーがそろっています。ユーロ出場メンバーもいて、時差もあり、17日は調整試合の意味が濃いですが・・・それでも今の日本の実力をはかる良い機会です。勝てば自信に、負けても本番前なので課題の修正にあてられます。
本番前に負けが続いて、スタメンを入れ替えて功を奏した南アフリカワールドカップ。同じく本番前に勝てずに、監督交代まで至り、選ばれなかっただろうメンバーが入って(結果的に)功を奏したロシア・ワールドカップ。 本番前に負けても、実はいいのです。(変な言い方ですね。)
17日のスペイン戦からぜひ注目してほしいです。
【日程】オリンピックの日本代表はグループAで、南アフリカ(7月22日、東京スタジアム)、メキシコ(同25日、埼玉スタジアム2002)、フランス(同28日、横浜国際総合競技場)と戦います。
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