2018年9月6日日本時間の早朝、ドバイ発ニューヨーク行きのエミレーツ航空機の乗客約100人が体調不良を訴えているというニュースがありました。
機内で約100人が体調不良を訴えるなんて、尋常じゃありませんね。
いったい何が起きていたのでしょうか ?
約100人が体調不良を訴えたエミレーツ航空とは ?
エミレーツ航空とは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを本拠とする航空会社です。
もともと世界に数ある航空会社のなかでも、顧客満足度が高い憧れのエアラインだっただけに、このニュースは衝撃ですね。
Emirates has been voted ‘Best Business Airline’ and ‘Best Airline – Long Haul Holiday’ at the prestigious @cntraveller Readers’ Travel Awards 2018. Thank you for choosing us. #RTA2018 pic.twitter.com/Vo0DGznFP0
— Emirates Airline (@emirates) September 4, 2018
2018年も「CN Traveller – Condé Nast Traveller Magazine」という雑誌の読者投票で、「ベスト・ビジネス・エアライン」「ベスト・エアライン」に選ばれたばかり!
選ばれたばかり、というか、まさにこの賞が与えられた日のフライトでこんな大事件が起きたんですね。
受賞と体調不良事件の因果関係があるかどうかは不明ですが、華々しい賞を得た当日にこんな事件が起きるとは皮肉なものです。
体調不良を訴えた人の症状は ?
乗客約500人のうち、約100人が37.7度を超す高熱と咳の症状があったとか。
とくに下痢や腹痛は報じられていないので、機内食の食中毒という線はなさそう。原因は当局によりいまだ解明中のようです。
ドバイ発のエミレーツ航空の乗客100人ほどが37.7度を超す高熱を出し咳もしているとのこと。ニューヨークに着陸し当局が原因解明中。 https://t.co/XXoThyEs6x
— 飯山陽 (@IiyamaAkari) September 5, 2018
乗客や乗務員はどうなった?
Media Statement #2: Emirates can confirm that all passengers have disembarked from flight #EK203. All passengers were screened by local health authorities prior to disembarkation. 3 passengers & 7 crew were transferred to the hospital for further medical care and evaluation. 1/4
— Emirates Airline (@emirates) September 5, 2018
乗客は全員現地の保健所?がスクリーニングをしてから降機させ、3人の乗客と7人の乗務員を病院に送ったということです。
体調不良の原因はMERS?
中近東発の飛行機での感染となると、MERS(中東呼吸器症候群/MERS:Middle East Respiratory Syndrome)を思い浮かべてしまいます。
MERSの症状にも咳や発熱が含まれます。2015年には韓国で院内感染で広がった事例もあるので、可能性はないとはいえないかもしれませんが、MERSの潜伏期間は2〜14日と言われているので、機内で即感染して症状が出るのは早すぎる?
https://twitter.com/tarulan/status/1037367666657251329
乗客のなかにはずっと咳き込んでいる乗客がいたとか。この乗客が感染源なのでしょうか?
きっとマスクもしていなかったんでしょうね・・。
でもMERSだったら、その他の乗客をあっさりと解放してしまって大丈夫なのか、検査をしてから帰したのか?
感染症じゃないから解放したのか ?
現時点ではいろいろ疑問も残りますが、何にせよ、1日も早く原因を解明してほしいですね!
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