「100億の男」「JUNK BOY(ジャンクボーイ)」「幸せの時間」などで知られる漫画家の国友やすゆきさんの訃報と、65歳という若さでの旅立ちを惜しむ声がネット上にあがっています。
国友やすゆきさんとはどんなマンガ家だったのか、プロフィールや代表作、死因は?
国友やすゆきさんが属していた ? と言われる「首寝ちがえ三人衆」って何?
今回は、9月20日に天国に逝去されたマンガ家の国友やすゆきさんについて調べてみました。
国友やすゆきのプロフィール
- 1953年1月1日生まれ
- 福岡県遠賀郡出身
- 早稲田大学卒/漫画研究会出身
- 早稲田在学中に、1974年『最後の少年野球』でデビュー。(「増刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された)
国友やすゆきの代表作
JUNK BOY
国友やすゆき『JUNK BOY』について唐突に思いだす。
ザ・80年代みたいなマンガだなあれ。 pic.twitter.com/koAdICWgtf— 円盤人 (@enbanjin) November 5, 2015
『週刊漫画アクション』で1985年〜1989年まで連載されていた青年漫画。
男性誌の編集部で働く良平が主人公。
「毎回アイドルを脱がす!!」のがモットーという自称「日本一のスケベ」の破天荒な暴れぶりがおもしろい。
100億の男
【訃報】漫画家の国友やすゆきさんが65歳で死去 代表作「100億の男」など https://t.co/gZS8csKqKS pic.twitter.com/pf0meKf0Tz
— ドラゴンコミック (@dragoncomic0813) September 22, 2018
料亭を経営しながら株に投資していた母がバブル崩壊で抱えた借金・100億円!
ふつうのサラリーマン富沢琢矢が借金を返すため、自分の人生を100億で売る。
100億の価値がある男になるために、とにかく大金と女がらみで進んでいくという荒唐無稽なストーリーなのに、いや現実離れしているからこそ、おもしろい(笑)。
幸せの時間
【訃報】「幸せの時間」「100億の男」などのヒット作を生み出した漫画家・国友やすゆきさんが死去 https://t.co/Fn2iYQzWc1 pic.twitter.com/rdEKOhvDzy
— 健康になるためのブログ (@kenkouninaru) September 22, 2018
はたから見ればとっても幸せそうな家族。
しかし、あることをきっかけに、不倫、家族崩壊…と、その「幸せ」はどんどんほころび始める。
昭和の名作ドラマ「岸辺のアルバム」に影響を受けて描いたという家族の物語です。
深夜ドラマより俄然昼ドラが似合う!ナイスチョイス。そして高村燿子役を神楽坂恵という配役にもとてもそそられる。 RT @comic_natalie: 国友やすゆき「幸せの時間」が昼ドラに、手練俳優が続々 http://t.co/u22HjvjT
— 日下部そう (@SoKusakabe) October 1, 2012
2012年には昼ドラで実写化されました。
かなりストレートなエロいシーンがあり、神楽坂恵さんはいいとして…、昼ドラなのにいいの? 昼ドラだからいいのか ? などと考えながら見ていました(笑)。
西村和彦さん、田中美奈子さんにとってこのドラマの演技はかなりの挑戦だったのではないでしょうか ?
国友やすゆきさんは病気だった? 死因は?
どうも国友やすゆきさんは、2017年に引退をほのめかしていたようです。ご病気だったのでしょうか?
死因もまだ発表されていないですね。
国友やすゆき、引退を決意? 男の欲望を描き続けたその作風とは – エキサイトニュース https://t.co/oZRRre1ESx
— やん (@skd7) September 22, 2018
国友やすゆきが一員とされる「首寝ちがえ三人衆」って何?
国友やすゆきさんを偲ぶツイートをみていたら、たびたび出てくるのが「首寝ちがえ三人衆」というキーワード。
首寝違え三人衆のひとり国友やすゆき先生が亡くなるなんて pic.twitter.com/VnQUr9SCSs
— 縛りやトーマス (@sivariyathomas) September 22, 2018
「首寝違え」とは、顔の微妙な角度が描き分けられないため、まるで首を寝違えたようなポーズになってしまうマンガ家のこと。
漫画家の西原理恵子さんがそんな風にくくってしまったってことですね。こんなこと、サイバラさんにしかできません!
メンバーは、次の大御所だらけです。
- 元祖・池沢さとし(「サーキットの狼」など)
- 天上人・福本伸行(「カイジ」「賭博覇王伝 零」「アカギ」など)
- 国友やすゆき(「JUNK BOY」「100億の男」「幸せの時間」など)
- 三田紀房(「ドラゴン桜」「クロカン」など)
- 柳沢きみお(「女だらけ」「月とスッポン」「翔んだカップル」「特命係長 只野仁」など)
「首寝違え」なんて言葉でくくられていたのに、それをネタに「画力対決」イベントを開催したり、特集が組まれたり。
みんなで面白がっていたところがすごいですね。
「画力対決」三田紀房戦スペリオール掲載、首寝違え編突入 – コミックナタリー https://t.co/aBkkDMRBQX
— winwin (@win555_win) September 22, 2018
国友やすゆき漫画の魅力は?
女と金がつきもので、男の欲望を描く作家として知られていた国友やすゆきさん。
女と金、男の欲望なんていうと劇画っぽいものを想像する人も多いかと思いますが、国友やすゆきさんの漫画は絵がかわいい。
とくに女性はかわいくて色っぽいのですが、ドロドロしてない。
エロいシーンもたくさん出てくるのですが、汚らしさがなくて女性から見ても読みやすい。
「そんなことあるわけないじゃん」という荒唐無稽なストーリーも漫画ならでは。
一度読み始めてしまうと国友ワールドに入り込んでしまうから不思議です。
国友先生、これまで楽しい漫画を読ませていただいてありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
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