【2020流行語大賞】金田一氏が選考に「うんざり」した理由とは?

【2020流行語大賞】金田一氏が選考に「うんざり」した理由とは?

【2020流行語大賞】が決定

『2020 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が12月1日に発表されました。

大賞は「3密」

トップ10は…

  • 「愛の不時着」
  • 「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」
  • 「アベノマスク」
  • 「アマビエ」
  • 「オンライン○○」
  • 「鬼滅の刃」
  • 「GoToキャンペーン」
  • 「3密」
  • 「ソロキャンプ」
  • 「フワちゃん」

(五十音順)

大賞の受賞理由は?

大賞に「3密」が輝いた理由について、

選考委員で言語学者の金田一秀穂氏は「“3密”は健気な日本語である。結婚の条件としての“3高”。大変な肉体労働を表す“3K”。いくつかある大切な項目をまとめる言い方が日本語にはあって、得意技ともいえる。この悲劇的厄災の中にあっても、日本語はその特性を発揮して注意すべき心得をまとめて表し、予防を喚起した」
とコメントしました。

金田一氏が選考に「うんざり」した理由とは?

しかし金田一秀穂氏は、選考に「うんざり」したとコメント。その理由は…

金田一秀穂氏:「もうちょっと違う言葉を選びたかった。選考の会でもうんざりしながら探した。外来語もパンデミック、日本語も濃厚接触と、あまりにも未成熟な言葉が多く、それにもうんざりさせられた。
 「3密」は中ではまっとうだった。日本語は3K、3高のように複数のものを一つの言葉にまとめるのが上手。わかりやすく特徴が示されていた。
 去年は、今年の流行語大賞がこうなってしまうとは誰も思っていなかった。『来年どうなっちゃうんだろう』というのも馬鹿馬鹿しい気がしている。一寸先は闇だと思っています」

30語のノミネートの中で、「濃厚接触者」はありますが、「パンデミック」という言葉はありません。

つまり、コロナ渦における言葉が多く、未成熟なものばかりで、うんざりした…ということでしょう。

「うんざり」にネットの反響

選考者が「うんざり」してる現状に、ネットでも「こちらがうんざり」「やめたら?」「改名したら?」と辛らつな意見が殺到!

たしかに、流行語というには「3密」を使うのはメディアだけですよね。

日本人が3つにもとめるのが好きで、新語といえばそうかもしれないですけど…

ともかく、来年はもっと明るい流行語になってほしいものです。

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